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イタリア・クレモナのバイオリン製作者達が使う輸送用木箱

バイオリンのゆりかご。

イタリアのクレモナには多くのバイオリン製作者がいます。
彼らの作品の多くは国外へ送られるのですが、クレモナの製作者たちは、
生まれたての赤ちゃんのような大事な楽器を安全に輸送することのできる、
堅牢なつくりの木箱を知っている・・・

これだ♪

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がっちり密閉されたふた側の木ネジを外して開けると、
ネック部分とエンドピンの2点でしっかりと固定されており、
楽器本体はこの2点の支え以外どこにも触れることなく、
中で浮いている状態です。

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一般には、クッションが豊富に入った普通のケースのほうが安全のように思われるかもしれませんが、クッションが当たっていると、塗りたてのニスが傷むということに加え輸送中のアクシデントで何らかの力が加わった際にクッションなどが充填されていることで逆に外からの力が楽器に伝わり楽器を破損させてしまうということもあります。
そのため、タフな海外輸送時の環境においては、外界の力が楽器に伝わらないこのような保護方式がベストになるのです。

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天板・底板ともに、外圧に対して充分な応力を得るため、
丈夫で軽いベニヤ合板が美しいアーチに曲げ加工され、
丁寧な処理で、側面とぴったり接合されています。
内部は、シンプルかつ堅牢な構造。



・航空便で素早く送りたい(特に熱からニスを守るため)。
・しかし従量制の航空輸送コストを抑えるため、ある程度軽量であって欲しい。
・とはいえ、輸送中のアクシデントから楽器を守れる堅牢性が一番大事。

イタリアの楽器製作者達のニーズを満たし信頼を得ている
この”バイオリンのゆりかご”は、クレモナの楽器ケース職人
Maurizio Riboni によって作られています。




ところで…
同じく木製枠を用い、堅牢でありながら軽くてリーズナブルな
バイオリンケースをお探しではないですか(人´∀`)?
→バイオリンケースのご紹介【 Maurizio Riboni "UNOEOTTO" 】

木枠を知り尽くした男の作るケースとは?
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